ぐわぐわ団

ぐわぐわしたり、もんにょりしたり

君死にたまふことなかれ

『君死にたまふことなかれ』は、与謝野晶子が日露戦争の最中に戦地に赴く弟に宛てて書いた、とても有名な詩です。「明星」という雑誌に掲載されました。「明星」というのは集英社が発行している雑誌で、私のイメージでは光GENJIというアイドル集団がよく表紙を飾っていた記憶があります。ローラースケートを履いて、うわーっと滑りながら歌うという斬新なスタイルは今もみなさんの記憶に新しいのではないかと思います。ローラースケートで滑るなら滑る、歌うなら歌うで、曲芸大会ではないのですから、ひとつのことに集中しなさい、東海林太郎さんを見習いなさいと声を大にして言いたかったのですが、そんなことをしたら当時の熱狂的光GENJIファンに何をされるかわかったものではありません。

今も心臓が破裂するようなダンスを踊りながら歌う大人数の集団が幅を利かせていますが、あんなことをしていては命を縮めます。まん丸ロイド眼鏡をかけ、燕尾服を着て、直立不動で歌うことに集中する東海林太郎のスタイルこそ、今こそ原点回帰として見直すべき時がきたのではないかと思うのです。人間、ふたつのことを同時にするのは難しいのです。ふたつのことを同時に見せる曲芸を極めるべきか、歌だけを極めるべきか、そういった選択がこれからの私たちの時代には求められるのです。

何のことかというと、何のことだかさっぱりわかりません。

さっぱりわからないので、話を『君死にたまふことなかれ』に戻しましょう。きっちり読んだことがないのと、あんまり時代背景とかもよくわかっていないので、適当なことを言いますがご了承ください。そもそも『君死にたまふことなかれ』とはどういう意味かと言いますと、「あんさん、死んだらあきまへんで!」ということになります。英語で書いたら……

Don't be alive!

ですかね。とりあえず「Don't be alive!」をGoogleで翻訳してみたら「生きてはいけません!」ってなったので、申し訳ございません、間違えました。ただ、英国人に「Don't be alive!」って言われたりする状況ってどういう状況なのか、こっちのほうが逆に興味がありますね。

ローラースケートを履いて下り坂の上に立ち、重力によってじわじわと滑り出して加速していく中、直立不動で、ガラスの80代とか適当な歌を大きな声で歌いましょう。「坂の上の雲」の坂本龍馬のように、新しい時代を切り開いていく気持ちを、ローラースケートを履いているのに直立不動で歌うというスタイルで表現してみましょう。きっと、通りすがりの英国人に、

Don't be alive!

って叫ばれることだと思います。いつにも増して、なんのことやら。合掌。

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