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バスの降車ボタンを押すタイミングを考える

バスの降車ボタンを押すタイミングを考えます。いつでもええやんというツッコミはなしでお願いします。そして、前提条件として「自分で降車ボタンを押したい」というバイアスが働きます。そりゃあそうでしょう、自分で降りるところは自分でアピールしたいじゃありませんか。自分の道は自分で決めるみたいな、そんな意識高い系サイト・ぐわぐわ団でございます。みなさま、よろしくお願い申し上げます。

まず、バスが走り出したとします。次の停留所で降りる予定です。走り出したらすぐにボタンを押すこともできますが、なんかもう早すぎるといらちの人みたいでドン引きじゃありませんか。ちなみに「いらち」というのは、関西地方、とくに大阪や京都で使われる方言で、「せっかち」「気が短い」「イライラしやすい人」などを指す言葉です。

というわけで、走り出したらすぐに押すという選択肢はありません。たまに、どうしたこっちゃとツッコミ入れるぐらいの、バスが走り出した瞬間にボタンが押されることがありますが、そういうときは「運が悪かった」とあきらめましょう。いらちの人と一緒の目的地を目指していたことがそもそも残念だったのです。悔しいけどな。

というわけで、走り出してアナウンスが流れるわけですね。「次は桑津西口です。」と言いおわるギリッギリのタイミングで押すのが私のマイフェイバリットタイミングとなります。それより遅いと運転手さんの心積もりに揺れが生じるといいますか、止まらなくてもいいんじゃないかと思わせてしまうのは申し訳がないというかなんと言うか。

マイフェイバリットタイミングで降車ボタンを押すことができればよいのですが、「自分で降車ボタンを押したい」意識高い系の人は自分だけではないのです。バスに乗っている人のほぼ全員、十中八九の人が虎視眈々とボタンを押すタイミングをはかっているのです。これはもう戦いです。戦争です。第三次世界大戦です。アンゴルモアの恐怖の大王かもしれません。それがなぜか、バスの中で繰り広げられるのですから、ノストラダムスもびっくりです。フライングするアホもいますが、だいたいアナウンスが流れ終わる時が勝負開始なのです。

周りを見渡して、こいつは次のバス停では降りないな、もしかしたらあいつは次のバス停で降りるかもしれないな、となると指の動きを注意して見ておかないと先を越されてしまうな、よし、標的はあいつだ!と思っていたら、後ろでボタンを押す奴がいるのです。しばくぞ!……いかんいかん、お上品にならなければ。合掌。

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