ぐわぐわ団

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正しい怒り方

最近は「怒り方」に関する本がたくさん出版されていますが、ここはひとつ、ぐわぐわ団の、ぐわぐわ団による、ぐわぐわ団のための怒り方をみなさんにお届けしようと思います。たった一言だけ覚えておくだけで、とても効果的な怒り方になります。

▼Lesson1 コピーの取り方が下手

「なんだ!このコピーの取り方は!今の若いのはコピーひとつまともにできんのか!」

そもそもあなたの若い時はコピー機なんてハイカラな機械などなかったのではないかというツッコミを入れたくなるのはさておき、こんな怒り方をしていては若者の反感を買うだけです。怒る時は、わかりやすく、短く、それでいて怒っていることを明確にしなければなりません。ですから、こう怒りましょう。

「ハウス!」

▼Lesson2 料理人がたばこを吸っていた

「このあらいを作ったのは誰だあっ!!」

美食倶楽部の支配者・海原雄山が怒る時は、だいたいこんな感じです。美味しんぼを知らない人でも「このあらいを作ったのは誰だあっ!!」というセリフはご存じではないでしょうか。料理人が落ち着くためにたばこを吸ってからあらいを作った時の話なのですが、たばこのにおいは簡単に落ちるものではなく、ものすごい味覚をもつ海原雄山には我慢ならなかったのでしょう。とはいえ、こんな怒鳴り込むような怒り方をしていては、美食倶楽部はブラック企業だ!という噂が流れて、料理人が来なくなってしまいます。ですから、こう怒りましょう。

「ハウス!」

▼Lesson3 クリリンのこと

「クリリンのことかーーーー!!!!!」

フリーザに対して、ブチ切れて感情に任せて怒ったときの孫悟空のセリフですが、やはりこんな怒り方をしていてはフリーザになる人が減ってしまいます。最近は求人倍率もうなぎのぼり、人手が足りないのです。こんな怒り方をしていては、ただでさえ成り手の少ないフリーザがいなくなってしまいます。ですので、こう怒りましょう。

「ハウス!」

たった一言で、怒っているんだぞ!とわかりますし、相手に対して圧倒的に有利な立場に立つこともできます。こちらが「ハウス!」と言い放ったが最後、向こうは絶対に言い返せません。言葉を失ってしまうことでしょう。

あまりの破壊力に、最近は「ハウス!」を使う人がどんどん減ってきています。犬に対して使う人はまだそこそこいますが、人に対して使う人は本当に減ってしまいました。でも、どうしても怒らねばならない時は覚悟を決めて「ハウス!」と言いましょう。私とあなたとの約束です。合掌。