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ぐわぐわ団

ぐわぐわしたり、もんにょりしたり

てぶくろ編んでくれた

かーさんがーよなべーをしてー

という歌があります。あんまり歌詞を書くとこわい人が請求書を持ってやってくるので、そこそこで止めておきますが、手袋を編む歌があります。

よなべをするとは、要するに残業です。母さんの人件費を考えるとコストがかかり過ぎてはいないでしょうか。いまや、100均ショップであればどこでも手袋を売っているのです。しかも、つけたままスマホの操作もできる!みたいなの。

母さんの手袋でスマホの操作ができましょうか。そりゃあ、ハイテクなコンピューターお母ちゃんなら可能かもしれませんが、普通はスマホ操作可能な手編みの手袋なんて酔狂なものは作りません。

それよりもなによりも、母さんの人件費は結構高いのですよ。手袋を編むのに10時間かかるとして、しかもよなべです。36協定の範囲内でよなべしてもらわないと労働基準法違反です。母ユニオンみたいな労働組合が存在するのかどうかはわかりませんが、無制限によなべしてはいけません。そして、残業代は2割5分の割り増し、深夜ともなると5割の割り増しとなります。母さんの人件費を時給1,500円とした場合、10時間で15,000円。その2割5分増しで計算すると18,750円。そして、原材料費なども加算すると、母さんがよなべして手袋編んでくれた場合の手袋は2万円程度のコストがかかることになります。

2万円の手袋ですよ、ゴアテックスを使用して水が入らないようにしてあって、撥水加工で、発熱作用があって、糸そのものが発熱する仕様で、手の潤いもしっかりと整え、プリンターがおまけについて、デジカメもついて、分割手数料はこちらが負担します!ねこまっしぐら!今から30分以内にご注文いただけた方だけに!さらに手袋をもう1つお付けいたします。金額は2万円!オペレーターを増員して、ご注文をお待ちしております!

じゃ〜ぱねっとー、じゃぱねっとー……

ぐらいになりませんか、2万円の手袋。そんな大変なものをせっせと編んでたら、命がいくらあっても足りません。それでなくても、最近は長時間労働に関して世間の目が厳しくなってきているのです。よなべをしてはいけません。太るもとです。

というわけで、母さんがよなべして手袋を編もうとした時は、そんなことをしなくても、手袋は私が自分で買ってきますから、どうぞおふとんでゆっくりとお休みくださいとはっきりと伝えましょう。そして、親孝行を致しましょう。合掌。

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