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ぐわぐわ団

ぐわぐわしたり、もんにょりしたり

人生で何度も読み返す「座右の書」を見つける

歯科衛生士・ナカタコマチさんのブログ「ママは歯科衛生士」で紹介されていた本「林修の仕事原論」を私も読んでみました。その前に紹介されていた「むしばミュータンスのぼうけん」も手に入れたので、こちらは追って文章を書こうと思っています。なんといっても、虫歯撲滅がぐわぐわ団の使命ですから。

www.mama-eiseishi.com

近頃、何かとテレビに出てくるようになった「今でしょ!」の予備校の先生ですが、本を読んで思ったのが、厳しい!の一言。さすがにここまでストイックに冷徹にならなくてもいいよね〜と思うぐらいの書きっぷりです。

「何かに負けるとき、原因は主に三つ」という章では、全ての仕事を勝負だと思っている林先生、負けるときも「情報不足」「慢心」「思い込み」が原因で、それは全て自分が悪いと認め、自己分析、自己改善につなげていくという自分自身の姿勢が書かれています。負けたら負けたでぺろーんな私とは180度違います。

「圧倒的な戦力差をつけることの意味」という章では、敵の倍以上の戦力があれば一般的には負けないという考えを『戦略的思考とは何か』(中公新書)という本から学び、そういう状況を作ることに腐心していると書かれています。相手が諦めてしまうような大差をつけるべく努力することが大切なんだとか。圧倒的な戦力差を見せつけて、相手に「こんなん相手にしてもしゃあない」と思わせて諦めさせる、要するに逆の発想の私とはこれまた180度違います。

なかなかに手厳しい林先生。「人生で何度も読み返す「座右の書」を見つける」という章では、P・F・ドラッカーを読んでいないビジネスマンはその時点で失格と烙印を押したうえで、先ほど紹介した『戦略的思考とは何か』を座右の書として紹介しています。何度も何度も読むことで、理解する読書から考える読書へと変化し、自分で考える力を身につけることができると書かれています。

ここで私の「座右の書」は何だろう?と立ち止まって、出てきた答えがこちらです。

中島らもの小説『超老伝 カポエラをする人』でした。地の文がなく、徹頭徹尾登場人物のモノローグで表現されるこの小説、読んでいる人を徹底して笑わせようとする中島らもの愛が感じられる、素晴らしい小説です。もはや、何度読んだかわかりません。大学入試の直前にも読んだのですが、ガチガチの私の緊張を嫌というほどほぐしてくれました。読むたびに新しい発見があり、今でもめっちょこ面白いです。今でも私の目指すべき高みは『超老伝 カポエラをする人』であり、一歩でも近づきたいと考えています。それぐらいの本。でも、『戦略的思考とは何か』とは180度違います。たぶん『戦略的思考とは何か』には「男のナニの先っちょにな、蚊を一匹掘るんや」という文章は書かれてはいないでしょう。

林先生の本を読んで、立ち位置が違うなぁと思いつつ、いろいろと考えさせられたので、とてもよい読書でした。合掌。

(C) 2016 ぐわぐわ団