ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

道路交通法を改正したいのでみなさんの清き一票を!

朝、道を歩いていた時のことです。

後ろから、ブイーーーーンと機械音がします。

だんだん近づいてきます。じょりじょりじょりじょり音がします。

怖い!恐怖を感じました。そんな馬鹿なことがあるわけがない、心の中でそう呟きましたが、現実は私の想像を遥かに超えており、そんな馬鹿なことが起こっていました。

おっさんが電気ひげ剃りで、ひげを剃りながら歩いていました。歩きスマホはやめようとか、電車の中の化粧はどうとか、公共の場における私的行為をどう捉えるかという難しい問題は数多くあり、私としては「どっちゃでもええやん」という実にリベラルなスタンスでこのような事象を考えてきたのですが、今回の歩き電気ひげ剃りは久しぶりに驚きました。別に迷惑をかけているわけでもありません。歩きたばこのほうが煙を出しているだけ、迷惑なぐらいです。歩きスマホと違って、ちゃんと前を向いているので、誰かと衝突したりする心配もありません。それこそ「どっちゃでもええやん」で済ましてしまわないといけない、そういう問題なのです。

しかしながら、なぜここで記事にするほどに心を揺り動かされているのでしょうか。あのおっさんはひげを剃りたかった、歩きながら。それだけの話です。誰に迷惑をかけているというわけではありません。多少の騒音はありましたが、そんなもんは車の出す音に比べたらかわいいものです。……ひげを剃る音が果たしてかわいいかどうかなんて議論をするつもりはありませんよ、念のため。

いやいや、この件に関しては、きちんと議論しておきましょう。ひげを剃る音がじょりじょりなのはかわいくないです。きゃるーん、しゅぴーん、しょわわわー、だったらかわいいかもしれません。でも、おっさんです。おっさんがひげをきゃるーんと剃っていても、それはかわいいわけがありません。音がいくらかわいくても、おっさんのひげ剃りという行為そのものがかわいいわけがないのです。

それでは、かわいい女の子が電気ひげ剃りできゃるーん、しゅぴーん、しょわわわーとひげ剃りをしていたら、かわいいのでしょうか。「20世紀ノスタルジア」に出演していた頃の広末涼子がぴょわーんとひげ剃りをしていたら……かわいいですね。Amazonプライムに入っていたら、Amazonビデオで無料で見ることができますよ、「20世紀ノスタルジア」。検索してみてください。

唐突ではありますが、おっさんが道を歩きながらひげ剃りをするのはかわいくないので、私が国会議員になった暁には、道路交通法を改正し、第63条(禁止行為)3項に、ひげ剃りの禁止を追加することに致しますので、みなさんの清き一票をよろしくお願い申し上げます。合掌。