ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

母子手帳

孔子や荘子、孟子、韓非子といった思想家に肩を並べる有名な思想家がいます。その名も母子。その母子が書いた本が母子手帳として、赤ちゃんを授かった時に交付されているのです。

と、ここまで書いてギブアップ。話がちっとも広がりません。何をトチ狂って母子なんて思想家をでっちあげて、デタラメな母子手帳の話を作ろうとしたのでしょう。ネタ帳に書いた時には「よっしゃ!」と思ったんですけどねぇ。すごいネタでブログが書ける!と思ったんですけど、ちっともすごくなかったということです。

ドナドナという悲しい歌がありますが、あの歌に出てくるのが子牛ではなく孔子であったなら、もっと悲しくなると思います。偉い人も売られて行くのです。論語を書いたのは弟子たちです。その優秀な弟子たちが見守る中、売られて行くのです、孔子。悲しそうな瞳で見ているのです、孔子。もしも翼があったなら、楽しい牧場に帰れるのに、翼などないのです、孔子。偉そうな事は言うのですが、翼はありません。ただただ売られてゆくのです。実にツライ。

そんな孔子を題材にした小説があります。井上靖という小説家が書いたのですが、昔持っていたんですよ、なんかハードカバーの、ごっつい紙の箱に入った、えらい豪勢なのを。持っていたのですが、最初の数ページを読んだだけでお腹いっぱいになってしまって寝てしまって、どうにもこうにも読み進めることができず、こんなに立派な本なのになぜに読めないんだろうと、忸怩たる思いでした。「忸怩たる」という言葉を使いたかっただけですが、なんというか、忸怩たる思いだったのです。

そんな井上靖ですが、なんとなく川端康成とごっちゃになってました。ひどいものです。「孔子」だけじゃなくて「耶律楚材」とかいう、光栄の「蒼き狼と白き牝鹿」というチンギス・ハーンを主人公にしたシミュレーションゲームをしていないと絶対知らないであろう人物を小説にしたのも井上靖じゃなかったっけ、と思って調べてみたら、井上靖じゃなくて陳舜臣でした。もう、わけがわかりません。

ようやくここまで何とか話を書き進めて、ようやく900字弱になりました。一応、ぐわぐわ団の記事は1000文字程度を目安に書いていますので、そろそろノルマ達成ということになります。最初でネタが滑るとどうしようもないですね。何を書いているのかさっぱりわからないまま、最後までお付き合い頂き、まことにありがとうございました。合唱。