ぐわぐわ団

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生レバーについて

生レバーが世に出回らなくなって、結構な時間が経ちました。仕方のないことだとは思うのですが、今回は生レバーに対して、今なお持ち続けている気持ちを綴ろうと思います。生レバーが好きだったという方、必読です。

今はもう、金属製のレバーだらけになりました。生レバーを使っている扉など、どこにもありません。金属製のレバーは触った感触が硬くて冷たいので、冬場はレバーに触るのがツラかったりします。静電気でビビっとくることもあります。金属製のレバーが主流となってしまっているのは、耐久性であったり、作りやすさであったり、いろいろな理由があるのはわかりますが、やはり生レバーはよかったなぁと思います。

生レバーだと、さわった感触がぬるっとしていて、ほのかに温かくて、静電気に悩まされることもありません。熟練工の作った生レバーともなると、人と手をつないでいるかのような感じになります。新鮮な生レバーよりも、少し時間の経った生レバーのほうが熟成されて触り心地がよくなります。このあたりは、人それぞれ、好みの問題だったりします。女子校生モノが好きな人もいれば、熟女モノが好きな人もいるのと同じことです。金属製レバーでは全て一律で個性もへったくれもありませんが、生レバーであれば、職人の腕や時間の経過といったいろいろな要素が複雑に絡んで、どれとして同じではないのです。

とはいえ、生レバーは使っていくうちに腐ってくるのです。衛生面や環境面の問題から、政府が規制に動いたのもわからなくはありません。生レバーを扱うのはとても難しく、数週間に一度は交換する必要があったのも負担でした。廃棄される生レバーの処理に関する問題も出てきました。昔は、廃棄された生レバーは畑の肥料として活用されてきましたが、現在では扉の枚数が多すぎて、肥料として必要な量を大きく超えてしまっているのです。

このような理由から、平成24年7月から、生レバーは規制されてしまったのです。今はもう、金属製のレバーしか目にすることはありません。生レバー職人も、今は別の道を歩んでおり、生レバーを作る技術も廃れてしまいました。

ダークウェブや闇の世界では、今もなお生レバーが売買されているという噂がありますが、生レバーを使うことは違法ですので、絶対に手を出さないでください。昔はよかったとじんわり懐かしむだけにしておきましょう。合掌。

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