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ぐわぐわ団

ぐわぐわしたり、もんにょりしたり

北風と太陽

「イソップー!!!」と山下真司が叫んで号泣することで有名なのは「スクールウォーズ」ですが、今回はスクールウォーズではなく、イソップ童話のお話です。私も幼少の頃、イソップ童話の本を買ってもらって読んでいたのですが、いちいちもっともらしい教訓が上から目線で書かれていて、実にウザいと感じていました。わがままを言ってはいけませんだの、欲をかいてはいけませんだの、いちいちウザいのです。

キツネが、咥えていたぶどうをうっかり池に落としてしまったところ、女神様が現れて「ばーか!」と言って消えてしまった話など、実に説教くさい話のオンパレードで、私はあんまりイソップ童話が好きではありません。「イソップ〜!!!」と山下真司が叫んで号泣するのもどうかと思ったほどです。それより、ナウなヤングが「スクールウォーズ」のネタに対して、ぐわぐわ団は時代遅れだと烙印を押さないかどうかが心配でなりません。ナウなヤングに迎合してこそ、未来が開けるというのに、なぜに懐かしドラマのネタをはさんでしまうのか。ここにイソップ童話の限界があるのではないでしょうか。

それはそうと『北風と太陽』です。北風と太陽が旅人の上着を脱がす勝負をする話です。よくわからないのが、なぜ、北風と太陽が旅人の上着を脱がすなどというマニアックな勝負をしようとしたのかです。北風と太陽がそういう趣味があったのでしょうか。だとすれば教訓は、おじさん好きのアダルティーな趣味は身を滅ぼすというところに落ち着きます。

目を閉じて、思い浮かべてください。北風と太陽がおっさんの服を脱がすことに懸命になっているところを。

北風「なんやねん、あのおっさん脱がへんやないか!」

太陽「お前のやり方が悪いねん、さっさと脱がせよ!」

北風「おいおい、上着の上にもう一枚羽織ってしもたで!」

太陽「何やってんねん!あほか、さっさと脱がせっちゅうねん!」

北風「じゃあお前がせえよ!」

太陽「暑くしたら脱ぐやろ!界王拳2倍じゃ!」

北風「うおお!おっさんが脱ぎ始めたぞ!ようやった!」

太陽「脱いどる!脱いどる!」

北風「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

太陽「よっしゃ、界王拳4倍じゃあ!」

北風「下も脱ぎだしたぞ!」

太陽「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

……書いててこれほどアホらしくなったのも珍しいというぐらいにアホらしいのですが、これが『北風と太陽』の真の姿です。イソップも一体、何を伝えたかったのか、今となってはわかりません。合掌。

(C) 2016 ぐわぐわ団