ぐわぐわ団

読んで損する楽しいブログ

「ネットで買い物するのが大嫌いなんや!」と豪語されてもどうしようもない話

毎週土曜日はスタバでノートを前にいろいろと考え事をするのが日課。今日は珍しく、朝からレジに行列ができていました。いつもの定位置に座って、手帳を取り出して、考え事をしだしたら、隣のおっさん二人が声のボリュームほぼMAXで会話を始めました。特に一人は重低音で攻めてくるので、やけに耳につく。私の声はちょっと高めなので、重低音ボイスは羨ましい限りなんですが、ここまでキングオブバスなのは珍しい。

そんなキングオブバスのボイスで「ここのコーヒーはエスでも多いな。」とか言っているので、なんだかもんにょりするわけです。なんだ、エスって。

聞き手のおっさんも途中で電話がかかってきて、声のボリュームほぼMAXだったはずなのに、もう一段階でかい声で電話に出て話をしだすし、ものすごいカオスな状態で考え事をしていたのですが、そんな中で重低音のおっさんが「娘はネットでいろいろ買い物をしたりするけれど、わしはネットで買い物するのが大嫌いなんや!」と豪語されるのです、キングオブバスのボイスで。

世の中にはいろいろな考え方の人がいらっしゃいますし、アメリカにも近代文明に背を向けて、アメリカ入植当時の生活様式を保持しているアーミッシュという人たちもいますから、インターネットで買い物するのが嫌いだろうがなんだろうが別に構わないのですが、時と場合によって便利なときには使えばいいのに、意固地になって使わない!と豪語してしまうというのが、やけにもんにょりするわけです。

あのバスボイスのおっさんはアーミッシュなのかもしれません。じゃあ、スタバでコーヒーを飲むなんてのもご法度ではなかろうか。

ご高齢になればなるほど、新しいことに対して否定的になるようです。「若い人はええけど、わしらはなぁ……」と、自己否定から入って新しいことを拒絶する、どうにもこうにも残念でもんにょりなんですよね。パソコンだって、昔に比べるとどれだけ簡単になっているか。昔はコマンド入力しないと動かなかったんですよ。それに比べたら、どれだけ簡単になっていることか。Macなんて爆弾マークが出るのが普通で、爆弾マークが出ないと嬉しいぐらいの時もあったんですから。

便利なものはどんどんこちらにすり寄ってくるように簡単になって押し寄せてくる一方で、それ以上のスピードで逃げようとする人たちがいるというのは、仕方がないこととわかってはいるものの、なんとも言葉にできないもんにょり感があるのです。

いくら年を取ろうとも、新しいものには積極的に取り組んでいけるような、そういう老人になりたいものです。なんだか、めっちょこ意識高いブログみたいな結論ですね、合掌。