ぐわぐわ団

ぐわぐわしたり、もんにょりしたり

自分は決して正しくないと心得よ

なんだかオピニオン記事っぽいタイトルを付けてしまいましたが、相変わらずのぐだぐだな文章ですので、肩肘張らずにゆるゆるとお付き合いください。

誰にでも「自分は正しい」という意識がどこかにあります。その意識の強弱はあるにせよです。自意識が強い人ほど「自分は正しい」が強くなって、周りの人たちに「自分は正しい」を押し付けようとするし、自分に自信のない人であっても「自分は正しい」が心の片隅に存在し、人と人が面と向かって向き合うときはいつも「自分は正しい」がせめぎ合うのです。

一般常識とか、法律とか、風習とか、社会生活を送るうえで、ある程度共有された「自分は正しい」があるので、あんまりガツガツと人と意見がぶつかるということはないようにはなっていますが、どこにでもマイルールみたいなものがあって、それを知っている、知らないで、いざこざが起きることがよくあります。

「うちの村では、カシミヤの帽子を被らないのは常識でしょ!」

みたいな、なんやそれ?といったマイルールがいろんなところで当たり前にあって、それを知らない人はボコボコにされるという理不尽なこともよくあります。ボコボコにするほうは「自分は正しい」に何の迷いもないもんだから、ガンガンに攻めてくる。カシミヤの帽子を被ってた人はわけがわからないまま引き下がらざるを得ない。ただし、一歩村から出たら、カシミヤの帽子を被ろうが何も言われない。理不尽の相乗効果で実にぐわぐわします。

生きているとこんなことばっかりなもんで、せめて自分の身を律する意味を込めて「自分は決して正しくない」と考えておいたほうがよいのではないかと思うわけです。

「唐揚げとポテトはデザートに属する。」プリンやケーキと一緒に唐揚げとポテトが並んでいるとわくわくするし、一緒にデザートとして食べることに何ら違和感を覚えないのですが、この考え方が正しくないのは十分承知しています。「自分は決して正しくない」とわきまえているからです。もし「自分は正しい」が染み付いていると、北堀江のおしゃれなカフェで「なんで唐揚げとポテトがないんや!あれはデザートやないけ!ちゃあっそ!」と叫び出す、ぎょんぎょんとしたクレーマーの誕生となるのです。

ブッフェマスターの私から言わせると、食べ放題のお店で「ごはんを食べるのはご法度」なんですが、小さい女の子が炊飯器から嬉しそうにごはんをもりもり盛っている姿を見て改心しました。好きなように食べたらいいやん、と。「自分は正しい」に凝り固まっていると、小さい女の子に「なんでそんなに白いごはんを食べるんや!」と怒り出し、警備員に取り押さえられ、逮捕されるのです。「自分は決して正しくない」とわきまえることが、自分の身を守るのです。合掌。

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