ぐわぐわ団

ぐわぐわしたり、もんにょりしたり

株取引の話は退屈です

注:この話はフィクションです。

とあるカフェでコーヒーを注文するためにレジの前でぼーっと突っ立っていたら、声の大きなご老人が店員さんに「ねーちゃん!これ洗ってくれや!」と自前のタンブラーを目の前に突き出して、ありえない無茶振りをしでかしてまして、こりゃえらいこっちゃなあと思っていたら、案の定、店長さんが出てきて、なだめすかしてたりするわけですよ。たぶん、有名人なんでしょう。こちらとしても、実は順番抜かされていたりするのですが、なんというかニヨニヨしていないと仕方がないという状況。

とりあえずコーヒーを注文して、来週の仕事を段取りなんかをきゅうきゅうしながら考えていたら、数十分後にそのご老人がこれまた大きな声で、店長さんと話を始めました。たぶん、様子を見に行った店長さんが捕まってしまって、そのまま話が始まったんでしょうかね。なにぶん、私の後ろでの出来事なので見ることはできません。その話ですが、イヤでも耳に入ってくるわけです。あの時、株で高値で売ってどうだった、その後値下がりしてこうだった、という感じの話です。

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店長さんは、そうなんですかーって感じで聞いていましたが、株取引をしている人にありがちなミスを犯しています。何かというと、株取引の話って退屈なんです。ソニーが上がった下がった、パナソニックが上がった下がった、てっぺんで売った、底で買った、ほとんどの人には興味がありません。それどころか、株式投資をしている人にとっても、人の取引ほどどうでもいいことはないんです。自分は身銭を切って勝負しているつもりなので一大スペクタクルなのかもしれませんが、パチンコでチューリップが開いた、閉じた、玉が出た、延々とそんな話を聞かされるのと全く同じことなんです。パチンコの話を熱弁されても、そんなもん確率の話でしかなく、リーチがどうのこうの、本気でどうでもいいんです。

株取引がいまだに博打みたく言われているのは、こういう人が多いからじゃないかと思うんですよね。儲かったとか、損したとか、人の財布の話をされておもしろいわけないでしょうに、なぜに気がつかないのか。自分の親類縁者にそんな人が一人でもいて、延々としょーもない取引履歴の話をされようもんなら、株式投資なんて絶対にしないでおこうと思いませんか。

そういえば、ご老人は店長さんに「短期はやめときや、長期投資や!」と言っていましたが、そのわりに「安い時に買って、高い時に売れ。」なんて言っていましたので、本当の長期投資を勧めているわけではなさそうでした。2、3年程度のスパンで値動きを見て売買するのを長期投資と考えているのなら、それこそ大きな間違いです。

スターバックスという世界的なコーヒーチェーンの会社、1992年6月に株式上場してから、2016年4月までで配当込みで株価が177倍になっています。上場した時に100万円を投資をしていたら、単純計算で1億7700万円になる計算です。これが長期投資です。10%値段が上がった下がったなんて本気でどうでもよくなるぐらいの値上がり益を期待できるのが、本来の株式投資の醍醐味なんです。2倍になったから売るではなく、そこからどれだけ大きくなるのか、最低でも株価が10倍になるような会社を探すぐらいの勢いがないと、長期投資する意味がありません。

いつものように話が横道にそれましたが、株取引の話は退屈なんです。これからの投資家を育てる意味でも、株取引の話をするのはよろしくないので、ぜひ自粛して頂ければと思います。どうしても株取引の話がしたいのなら、アメブロにでも書いておけば誰かが見てくれるかもしれませんので、そういうものを利用しましょうね。

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