ぐわぐわ団

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大阪を活性化する3本の矢

この「負けいくさ」はひたすらぐだぐだとするのが目的なので、政治や経済のことなどは取り扱うつもりもなかったのですが、お正月にテレビで大阪の政財界トップ3による新春座談会が行われており、大阪をいかに活性化するかということを話されていたのですが、その内容が本当に大阪のことをちっともわかっていなくて、やむなく私がここで書くことにします。

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その新春座談会で提唱されていた「大阪を活性化する3本の矢」が、インバウンド、インフラ、イノベーションでした。カタカナ英語ばっかりで、聞いた人は何にもわかりません。インバウンドとは観光客、要するに観光で外国人を大阪によんで経済を活性化させようという話ですが、中国の爆買いなんていつ終わるかわからんものに期待を寄せても仕方がないでしょう。そもそも観光に力を入れなければいけないのは人口がめちょんこ少ないけど、観光資源のたくさんある小さい国や地域で、大阪の人口を考えたら、まずは大阪に住んでいる人たちがお金を使うようにしていくべきなのです。次にインフラ。これはリニアモーターカーをさっさと大阪まで延伸するとか、高速道路を作るとか。こんなもんはしのごの言わずにがんがん作ればいいのです。わざわざインフラだ!と言わねば作らないってのがおかしい話。最後のイノベーションも企業なら投資をして、新しい技術を開発するのは当然でしょう。わざわざ、正月にトップ3が雁首揃えて何を今更、という話でしかありません。

もっと言うと、インバウンド、インフラ、イノベーションなんて、別に「大阪を活性化する3本の矢」と限定しなくても、「沖縄を活性化する3本の矢」でもよいし、「日本を活性化する3本の矢」でもよいのです。どこでも使えてしまいます。ちっとも個性がない。

では真の「大阪を活性化する3本の矢」とは何か。たこ焼き、串カツ、お笑い。この3本の矢で十分です。下手にかっこつけずに、ベタに大阪をアピールして、東京に負けないようにすればよいのです。