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乾布摩擦

ネットでいろいろと調べていると、「乾布摩擦」を「寒風摩擦」と間違っている人がちょいちょいいるようです。

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いくらなんでも、そんなわけのわからん間違え方をする人はいないでしょう。私の場合「完膚なきまでに叩き潰す!」の「完膚摩擦」だと考えていた時期がなかったとは言いませんが、だとしたら「完膚摩擦」ってどういうものでしょうか。

「完膚」というのは、傷のない肌のことです。そこから派生して「完膚なきまで」という慣用句が生まれたわけですが、その意味は、無傷の箇所がないほどに、となります。つまり、完膚がない=徹底的に、というわけなのです。「完膚なきまで」は良いとして、「完膚」というのは傷のない肌だということがわかりました。じゃあ、「完膚摩擦」というのは、傷のない肌を摩擦するという意味になります。傷だらけの肌に摩擦すると、エラいことになります。下手すると血が出ます。そう考えると、「完膚摩擦」も意味としては通るのではないでしょうか。「寒風摩擦」なんて間違いはありえない間違いですが、「完膚摩擦」は間違っても仕方がない間違いだと思われます。

もっと言うと、「乾布による完膚の摩擦」が、完膚なきまでの正しい言い回しです。実にややこしいです。

そうそう、乾布摩擦はやっぱり身体に良いみたいです。寒さに強くなるという効果もあるそうなので、試してみると良いと思います。